脳磁図によるてんかんの検査について
- (1) てんかんに対する脳磁図検査はてんかん手術の前にてんかんの原因となっている場所を詳しく調べ、さらにその場所によっては周囲にある重要な脳機能を調べるために行います。
- (2) 手術療法を予定していない場合でもてんかんの分類・鑑別診断や治療方針を決めるために行われます。
脳波でてんかん性の脳活動が捉えられなかった人でも脳磁図で異常をとらえられる可能性があること、そのてんかん性の異常活動が脳のどこから出現したのか脳波よりも詳しく正確に求めることができることが脳磁図を行うメリットです。ただし、脳波でも脳磁図でもてんかん性の異常を検出できないことや、脳波でてんかん性活動がみられるにもかかわらず脳磁図ではわかりにくい、あるいはまったく検出できない場合もあることをご承知おきください。
検査のしかたは、脳磁図も脳波もよく似ています。一般的には安静にしているときの脳活動(自発脳磁場)を数十分から数時間程度記録し、てんかんに特徴的な活動(棘波またはスパイクなど)を探します。
てんかんの型や発作の出方、治療の方針などにより具体的な検査の進め方は異なりますので主治医・検査担当医とよく相談してください。
- 脳磁図と同時に脳波も記録するために脳波電極、心電図電極などを装着することがあります。
- 小さいお子さんや認知機能障害のある方の場合安静を保つためにお薬を使用することがあります。
- てんかんの波はうとうとしているときに見つかりやすいことがあり、検査の前の日にあまり寝ないようにお願いしたり、検査直前に睡眠薬を飲んでいただいたりすることがあります。
- 記録時間は長いことも短いこともあります。また、自発脳磁場以外の検査(誘発脳磁図など)を一緒に行うことがあります。

