脳磁図計測による検査について

脳磁図計測による検査について

1. 脳磁図はどのような目的でつかわれますか?

脳磁図はてんかんをはじめとする神経疾患における脳の機能異常の検出、体性感覚(触覚、痛覚・・・)、視覚、聴覚及び運動に関する脳の機能研究、診断等に使われます。また、脳磁図を使っての脳の認知、判断等、高次脳機能に関する検査・研究にも使われています。

2. 検査に保険は適用されますか?

2020年4月の保険点数改定で改定後の適用範囲の説明は下記の検査には保険が適用されますが、詳しいことは各施設に問い合わせてください。
(保険点数:自発活動を測定するもの17,100点、その他5,100点)。

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3. 検査は安全ですか?

脳磁図による検査は脳より自然に発生している磁場を計測しますので人体に影響を与えることがなく安全な検査です。

4. 心臓ペースメーカーを使用していますが検査は受けられますか?

可能な場合と不可能な場合とがあります。詳しいことは各施設・主治医に問い合わせて下さい。

5. 歯の矯正治療中ですが検査を受けることはできますか?

可能な場合と不可能な場合とがあります。詳しいことは各施設・主治医に問い合わせて下さい。

6. 検査時間はどれくらいですか?

受ける検査の内容によって異なりますが、1時間~2時間程度になります。詳しいことは各施設・主治医に問い合わせて下さい。

7. 検査はどのように行われますか?

検査項目としては自発脳磁場、誘発脳磁場、事象関連磁場及び運動関連磁場等の計測があり、検査目的に応じて検査が行われます。これらの検査で得られた磁場から推定した活動源をMRI(CT)画像と重ね合わせ、脳内の活動源の同定が行われます。

検査方法については、装置、設置されたシステムの構成、施設による運用方法で異なりますので、詳細については各施設に問い合わせて下さい。